メドウガーデン

2022年9月26日に19周年を迎えました。

この庭園を設計したのは、イギリス人ランドスケープデザイナーのポール・スミザー氏。

日本の植物をこよなく愛する若きガーデナーが設計した庭は、関西の気候風土にあったその土地

固有の植物を数多く取り込み、日本人が設計する庭以上に街の中で日本の原風景を描き出します。

また、化学農薬を使わない多年草の庭造りは、自然の生態系を回復し、生物の多様性を実現しました。

惜しまれながらも2013年12月24日に閉園し、2020年4月に宝塚市立文化芸術センターとして開園し

ましたが、所々に少しだけ昔の面影を留めているのみです。残念なことです。

春のシーズンズ
夏のシーズンズ
秋のシーズンズ
冬のシーズンズ

春・夏・秋・冬、どの季節に訪れても、新しい発見や喜びのある庭園。まさにその名の通り、(four)Seasons

「シーズンズ」は、ただ単にイギリスから資材や植物を持ってくる、輸入型イングリッシュガーデンとは一線を画したいと思って造られた庭です。

敢えて、「英国庭園」とせずに、「英国風ナチュラル庭園」と名前がつけられたのも、「庭で憩うことを大事にするイギリスのライフスタイルを提案

する」庭だけれども、植えてある植物は、日本の植物・宝塚で無理なく育つ土地にあった植物を組み合わせ、石や造形物は、この地の土の色、光の色に合う色や素材をと、こだわってつくられました。

 

ポール・スミザー氏の考えは、「本来のイングリッシュガーデンとは、その土地にある草花や木や石を生かし、その土地らしさを大切に作るもの。気候と土壌にあった植物には、肥料もいらないから手間ひまもかからない。

イギリスで見た庭が美しかったからといって、その庭で使われているものを持ってきて真似してもだめ。美しいからといって土地にあわない植栽をすると、お金も時間もすごくかかる。」というものです。

 

「シーズンズ」は、もともとは宝塚植物園であり、日本植物園協会の発祥の地でもあります。「歴史ある場所であればあるほど、捨てるものなんてほとんどない。」そう言って造られたシーズンズには、いろいろと古いものが活かされています。

日本の植物が大好きなポール・スミザー氏が、日本の植物、それも暑い暑い関西の宝塚の気候風土に合った植物と植物園・ファミリーランド時代から大切にされてきた樹木を使い、素晴らしいガーデンデザインで庭造りの真髄を表現された庭が「シーズンズ」なのです。

 

現在では、「日本のナチュラルガーデンの第一人者」とまで呼ばれるポール・スミザー氏が、最初に手がけられたパブリックなナチュラルガーデン。そんなすごい庭園が関西の宝塚にあったのです。

水辺のエリア
ポンテデリア Pontederia cordata
サマーハウス
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